Development of the Sosei-Paper Making Apparatus

摘要

ロンドン条約の趣旨に従い、「2001年までに製造の過程で発生する焼酎蒸留粕の海洋投棄を全面的に禁止すること」を目標とし、現在、焼酎メーカーは焼酎蒸留粕の陸上処理への転換を急いでいる。我々は、焼酎蒸留粕を有効な資材として利用することを考え、蘇生紙を作製する方法を考案した。今回、蘇生紙の量産化を目指し「蘇生紙作製装置」(2号機)及び「エネルギー自立型蘇生紙連続作製装置」(3号機)の開発を試みた。ここでは、それらの装置の概要と特徴を述べる。更に、蘇生紙作製装置(2号機)を用いて行った実験結果より、いくつかの有意義な結果が得られたので、ここに報告する。